不眠症治療薬「ベルソムラ」 第一三共に販売移管 MSD

 MSDは1日、同社が製造販売している不眠症治療薬「ベルソムラ」について、日本において10月1日付で第一三共に販売移管すると発表した。
 これにより本年10月1日以降同剤の販売ならびに情報提供活動は第一三共が行う。なお、製造販売元はMSDで変更はない。
「ベルソムラ」は、2014年11月に、世界初のオレキシン受容体拮抗薬として世界に先駆けて日本で発売以来、多くの不眠症患者に繁用されている。同剤は、覚醒を維持する神経伝達物質オレキシンの受容体への結合をブロックし、過剰に働いている覚醒システムを抑制することで、脳を覚醒
状態から睡眠状態へと移行させ睡眠を促す。

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