レケンビ開発が評価されTIME誌の「最も影響力のある100社」に選定 エーザイ

 エーザイは3日、米国TIME誌が選出する「TIME100 Most Influential Companies of 2024」に選定されたと発表した。
 「最も影響力のある100社(TIME100 Most Influential Companies)」は、TIME誌が世界に最も影響を与えた企業100社を選定し、発表するもの。各セクターからの推薦に基づき、編集者、特派員、外部の専門家からの意見を踏まえた上で、最終的にTIME誌が、各社の影響力、イノベーション、熱意、成果などを評価し、決定する。
 エーザイは、「Pioneer」のカテゴリーとして、患者と生活者を第一義に考えるヒューマン・ヘルスケア(hhc)理念とそれに基づくアルツハイマー病治療剤「レケンビ」の開発が評価された。
 「レケンビ」は、アルツハイマー病(AD)の根本病理に作用する新たな治療薬として、疾患の進行抑制を実証し、日本、米国、中国、韓国の4カ国で承認された世界で初めてかつ唯一の治療薬である。
 ADは、進行性の重篤な疾患であり、当事者だけでなく、家族、ケアパートナー、さらには社会にも大きな影響を及ぼすグローバルなヘルスケア課題である。エーザイは、企業理念である「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」のもと、当事者様とその家族に寄り添いながら、認知症領域における約40年にわたる創薬活動を通して、その難題にチャレンジしてきた。
 レケンビについてエーザイは、開発および薬事申請をグローバルに主導し、エーザイの最終意思決定権のもとで、エーザイとバイオジェン・インク社(米国)が共同商業化・共同販促を展開。レケンビを必要とする早期AD当事者とその家族に適確に提供するとともに、引き続き世界の認知症の諸課題に対するインパクトの創出をめざしていく。
  

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