日本製薬の全株式をアリナミン製薬へ譲渡 武田薬品

 武田薬品は1日、同社完全子会社の医薬品および医薬部外品の製造受託会社である日本製薬の全株式をアリナミン製薬に本年7月1日付で譲渡することを決定し、同日、アリナミン製薬と株式売買契約を締結したと発表した。
 今回の決定は、日本製薬の事業価値ならびに従業員の能力のさらなる向上に資するもの。日本製薬がアリナミン製薬のグループ子会社となることで、アリナミン製薬グループおよび日本製薬が有する医薬品の製造に関する知見が融合し、日本製薬は、製造技術のさらなる向上やアリナミンドリンクを中心とした既存製品の増産などを通じて、カスタマーに対するコミットメントを果たしていく。
 今回の株式譲渡により、日本製薬はアリナミン製薬の完全子会社となるが、これまで通り日本製薬として独立して事業を継続し、さらなる発展を目指す。今回の株式譲渡による日本製薬従業員の雇用への影響はない。

◆グレッグ・ティモンズ武田薬品グローバルマニュファクチャリング&サプライ ジャパン ヘッドのコメント
 アリナミン製薬は、日本製薬の事業価値を向上させるうえで最適なパートナーであり、今回の株式譲渡により、医薬品および医薬部外品に対する市場のニーズに、より迅速かつ的確に対応できるようになるものと確信している。当社は引き続き、革新的な医薬品を世界中の患者さんに迅速にお届けするという存在意義(パーパス)の実現に取り組んでいく。

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