ダトポタマブ デルクステカン 米国FDAが転移性乳がん二次/三次治療での承認申請受理 第一三共

 第一三共は2日、 ダトポタマブ デルクステカン(Dato-DXd/DS-1062、抗TROP2抗体薬物複合体[ADC])について、米国FDAがホルモン受容体陽性かつHER2陰性の転移性乳がんに係る二次/三次治療を対象とした承認申請受理したと発表した。
 対象は、ホルモン受容体(以下「HR」)陽性かつHER2陰性(IHC 0, IHC 1+ または IHC 2+/ISH-)の手術不能または転移性乳がんに係る二次/三次治療。なお、FDAによる審査終了目標日は2025年1月29日に設定された。
 同申請は、2023年10月開催の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2023)で発表された、化学療法の前治療歴のあるHR陽性かつHER2陰性の手術術不能または転移性乳がん患者を対象としたP3試験(TROPION-Breast01)の結果に基づくもの。
 第一三共は、HR陽性かつHER2陰性の乳がん患者へ新たな治療の選択肢を提供することで、米国のより多くのがん患者に貢献できるものと期待している。

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