武州製薬は21日、20日15時頃に同社会津工場(福島県会津若松市)において労災事故が発生したと発表した。理化学試験実施後の濃硫酸を含む廃液処理中に労災事故が発生し、2名が手や顔に軽度の化学熱傷を負ったもの。
今回の事故により、医薬製造および出荷への影響や、近隣住民および環境への影響は一切出ていない。
同日、社内での危機管理委員会を設置し、21日も警察・消防等の行政機関と連携のうえ、原因究明と再発防止策の検討を行っている。同社は、「今後はよりいっそう安全に留意して医薬品の製造に努めていく」との考えを示している。