ファイザーは28日、成人用および小児用の組織培養不活化ダニ媒介性脳炎ワクチンについて、国内で製造販売承認申請を行ったと発表した。
同剤は、欧米を中心に広く製造販売承認されており、日本では「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において医療上の必要性が高いと評価され、弊社が厚生労働省から開発要請を受けていた。同申請は、この開発要請を受けて実施した国内P3試験の結果等に基づくもの。
◆石橋太郎ファイザーR&D合同会社社長のコメント
本日、ダニ媒介性脳炎の発症予防ワクチンを日本で申請できたことを嬉しく思う。ダニ媒介性脳炎に対する有効な治療法はないため、ウイルスに感染する可能性のある地域の居住者と本疾患の流行地域に渡航する人は、その予防が重要である。
国内P3試験にご協力いただいた参加者と医療従事者に感謝申し上げるとともに、一日でも早く承認が得られるよう関係各位と協業していく。