ツムラは16日、東京都内で4月からスタートする大学生が生理やPMSなどの心身不調を隠れ我慢しない環境作りを目指す「Carellege Action」プロジェクトについての発表会を開催した。
「Carellege Action」は、2021年より取り組んでいる#OneMoreChoice プロジェクトの一環で、2023年度より幅を広げて大学生に向けたもの。
発表会では、「Carellege Action」の取り組みについての説明と、ゲストに俳優の井桁弘恵を迎えてのトークショーを展開した。
最初に、犬飼律子ツムラコーポレートコミュニケーション室室長が同社が2023年3月に公表した『生理やPMSに関する大学生の不調実態調査』の結果について言及。「女子大学生の約85%が生理やPMSの不調を日常的に我慢した経験を持ち、さらに6割の学生が、生理やPMSの不調を‟誰かに相談したい”と考え、無料で専門的なアドバイスを受けられることを望んでいる」と紹介した。
その上で、「心身の不調を我慢してしまう大学生が、我慢に代わる選択肢を選べる環境づくりをサポートするため、大学と連携してスタートする」と「Carellege Action」の主旨を説明した。
さらに、「学生が気軽に専門家に相談できる仕組みや、自分や周りの人をケアするための知識や情報に触れる機会を提供し、学生達自身が健康管理やライフ・キャリアプランについて考え、心身の不調や悩みに対して、我慢に代わる選択肢を取れるよう、大学と連携して環境づくりをサポートしていきたい」と抱負を述べた。
続いて、ゲストの井桁弘恵が、「Carellege Action」について、「本当に画期的というか、今までなんでなかったの?と思うような素敵な企画だと思う」と絶賛し、「大学生は体や環境など人生の中で変化の多い時期なので、気軽に質問できる場があるのはありがたい。私の大学時代にあったらいいのにと思った」とコメントした。
また、井桁が心身の不調を相談できる場所があったかについては、「大学1,2年の時は寮にいて、同世代の同性の友人が身近にいたので相談をしていた方だと思う」と述べ、「一歩踏み込んだ話や、病院に行って相談するとかはできていなかった」と振り返った。