2031年のオプジーボ特許切れ見据えて新製品2~3品目開発と欧米での自社販売目指す 小野薬品相良社長

 小野薬品の相良暁社長は23日、「2031年の日本国内でのオプジーボの特許切れを見据えて新製品2~3品目を開発し、欧米での自社販売体制を確立する」構想を明らかにした。同日、大阪市内のホテルで開催された第74回定時株主総会で発表したもの。
 オプジーボの特許切れは、各国で異なり、2026年から2031年までの間に、徐々に切れていく。その中で、小野薬品の業績に大きな影響を及ぼす日本での特許切れは9年後の2031年に控えており、その対応策が注目されるところだ。
 相良社長は、「オプジーボに続く新製品は、オプジーボほどの大規模製品の開発が期待できないため、2~3品目必要になる」と指摘。
 その上で、「小野薬品が研究開発の重点領域とする、がん、神経、免疫、スペシャリティのカテゴリーの中から2~3品目の新製品を創出し、欧米で自社販売することでオプジーボの特許切れを乗り越えていきたい」と意気込みを見せた。
 ちなみに、世界の医薬品市場シェアは、米国40.8%、欧州14.7%、中国11.9%、日本6%。現在、小野薬品の欧米での販売は、他社との販売提携を結んで行っており、「10%前後の売上金を得ている」(相良氏)
 相良氏は、今後5年間(2022~2026年度)の目標値にも言及し、「売上年平均成長率1%台後半」、「研究開発費売上高の20~25%」、「営業利益売上高の25%以上維持」を掲げた。研究開発費については、「年間1000億円投資できる会社に成りたい」と抱負を述べた。

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