2025年日本国際博覧会協会は27日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の準備、運営を通じて持続可能性の実現を目指すため「持続可能な大阪・関西万博開催にむけた方針」を策定したと発表した。
また、同方針の中でも重要視している脱炭素・資源循環に関して、大阪・関西万博で目指すべき方向性や核となる対策の候補等について、2021年6月に公表したEXPO 2025 グリーンビジョンを改定した。
改定版<EXPO 2025 グリーンビジョン>では、これまで示していたエネルギーに関する対策に加え、会場整備、運営、来場者等の分野における対策の候補や、EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォースでの検討について記載している。
さらに、同ビジョンの目指すべき方向性として、「万博におけるカーボンニュートラルの実現及び2050年のカーボンニュートラル社会の提示」のほか、「サーキュラーエコノミーの実現(需要サイドの技術等導入によるごみゼロ、食品廃棄ゼロ、ファッションロスゼロの実現)」を掲げている。
同協会では、これらの実現に向けて、環境省との連携プロジェクト「都市部における再エネ由来水素と生ごみ由来バイオガスを活用したメタネーションによる水素サプライチェーン構築・実証事業」をスタートする。
その他にも、2025年大阪・関西万博におけるカーボンニュートラルの実現及び2050年のカーボンニュートラル社会の提示に向けた脱炭素・資源循環に関する具体的なプロジェクトに、今後も会期前から取り組んでいく。詳細は、次のホームページで。
◆「持続可能な大阪・関西万博開催にむけた方針」
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/20220427_sustainability_policy.pdf
◆改定版<EXPO 2025 グリーンビジョン>
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/20220427_greenvision_r.pdf◆環境省との連携プロジェクト
「都市部における再エネ由来水素と生ごみ由来バイオガスを活用したメタネーションによる水素サプライチェーン構築・実証事業」
プロジェクトの概要:再生可能エネルギー由来の水素を生ごみを発酵させて製造したバイオガスによりメタネーションし、製造された合成メタンを配管を通じて輸送し、都市ガス消費機器で利用する。
◆実施者:大阪ガス株式会社
実施者関連ページ:
https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2022/1306105_49634.html
◆環境省関連ページ: