子どもの近視予防への取り組み・支援で啓発活動推進
ロート製薬は5日、愛知県大府市、名古屋大学大学院医学系研究科眼科学・感覚器障害制御学教室およびスギ薬局と、「大府市子どもの近視予防プロジェクト」に関する覚書を締結したと発表した。
近年、子どもの近視の増加は深刻な社会課題となっている。近視になるのが早いほど、将来近視が強くなる傾向にあり、近視が強いほど将来失明につながる眼疾患のリスクが高まるとも言われている。
近視の増加には遺伝要因もあるが、近年の増加は屋外活動の減少、近業作業の増加、就寝時間の変化など環境要因の影響が大きいと言われている。なお、成長段階にある子どもの頃が最も近視が進みやすく、この時期の重点的な予防・対策が重要である。
今回、主体的な健康づくりを推進している愛知県大府市が「健康都市おおぶ」の先駆的な取り組みとして、「大府市子どもの近視予防プロジェクト」を立ち上げ、ロート製薬は大府市、スギ薬局および名古屋大学大学院医学系研究科眼科学・感覚器障害制御学教室と協力し、子どもの近視予防のための取り組み支援や啓発活動を進めていく。主なプロジェクト内容は、次の通り。
・市内在住の小学 1~3 年生とその保護者(100 組程度)を対象に、専門的測定や講演会、SNS による情報提供、チェックシートを用いた取り組み支援などを実施
・イベントや情報提供を通じて参加者以外の市民にも広く啓発を実施
ロート製薬は、創業より一貫して健康を軸に、人々や地域社会に貢献するヘルスケア事業に取り組んできた。商品やサービスのみならず、人々の健康を守り、豊かで健康的な社会を実現するという社会的役割のもと、地域や次世代のサポートを行っている。
今後も社会を支え、明日の世界を創るため、社内外のパートナーとともに活動を推進していく。