塩野義製薬は21日、環境情報開示に取り組む国際的な非営利団体CDP1より、「気候変動」「水セキュリティ」の両分野でA- の評価を獲得したと発表した。昨年に引き続き、同社の取り組みが高く評価されたもの。
塩野義製薬では、同社グループの基本方針ならびに行動憲章の下、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「環境への配慮」を特定し、「シオノギグループEHS2ポリシー」に基づいて環境保護に貢献するための中長期的な行動目標を定めるとともに、その実現に向けた活動を推進している。
特に、気候変動、水資源を含む省資源・資源循環、AMR(Antimicrobial Resistance:薬剤耐性)対策に注力しており、今回の調査でも、温室効果ガス排出量の削減、水資源の保護、洪水のリスク低減ならびに、AMR対策の一環として実施している抗菌薬の環境への排出低減を目的とした排水の適正管理などを高いレベルで継続的に実行していることが評価された。