カナグル 国内で2型糖尿病を伴う慢性腎臓病の適応追加申請  田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は4日、2型糖尿病治療剤カナグルにいて、同日、2型糖尿病を伴う慢性腎臓病の適応追加申請を行ったと発表した。
 慢性腎臓病は、何らかの原因によって腎臓の機能が低下する状態であり、日本の患者数は成人の8人に1人、約1330万人と推定される非常に頻度が高い疾患である。
 また、2型糖尿病は慢性腎臓病の発症、進展の大きなリスク因子であり、2型糖尿病を伴う慢性腎臓病の対策は、患者の生活のQOLや医療経済的な観点からも重要な課題となっている。
 カナグルは、糖を尿から排泄させる作用機序による血糖低下作用に加え、腎臓の糸球体内圧を低下させること等により、腎保護作用を示すものと推察されている。
 同剤は、田辺三菱製薬オリジンの2型糖尿病治療剤で、2014年7月に製造販売承認取得し、同年9月より販売を開始している。
 また、2021年2月には台湾において、糖尿病性腎症の適応を取得した。
  

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