選挙調査を行うグリーン・シップ(本社:東京都)は、自治体向け新型コロナ感染症のワクチン接種予約支援として、新たに予約確認、および予約キャンセルができるサービスを開発し、22日より広島県呉市で運用を開始している。
自治体からの要望で開発された同サービスは、従来オペレーターが応対するコールセンター業務をロボットが行うことで、品質の担保や業務の効率化を実現する「ロボットコールセンター」(特許 第6276878号)を活用している。
新たに追加するサービスでは、ワクチン接種予約をした人が音声に従って接種券番号と生年月日を入力するだけで、音声での予約日時の確認やキャンセルをすることができる。
忙しい世代も予約確認・キャンセルが容易
各自治体での新型コロナワクチン接種が進む現在、予約の重複やキャンセルを忘れることが問題になり、ワクチンを廃棄しなければならない恐れがあるとして、自治体などでも対策を検討している。
さらに、接種対象が64歳以下に広がり、対象数も増加するためこれまで以上の体制が必要だ。同社では、自治体が設置するワクチン接種窓口となる有人コールセンターを増強でき、スムーズな予約受付を実現する「ロボットコールセンター」を活用したワクチン接種予約支援サービスを開発し、5月より多くの自治体に導入している。
いずれの自治体も電話がつながらない問題を解決できるサービスとして、円滑な運用につながり、先行接種対象である高齢者にとってもっとも使いやすい電話窓口を増強できると好評だ。
新たに運用が開始するサービスは、ワクチン接種の予約はしたものの本当に予約ができているのか不安になる人が簡単に確認できたり、都合が悪くなってキャンセルしたい人が容易に使える。予約支援サービスと同様に、いずれも郵便の不在配達依頼のような音声ガイダンスに従って、電話機のダイヤルを押して操作できる。キャンセル情報は、即座に事前に指定した自治体のメールに通知される。
加えて同サービスは、24時間受付対応が可能である。仕事などで日中忙しくしている年代が接種対象になるため、夜間や通勤前の早朝など、いつでも簡単に利用できることがメリットである。なお、呉市での運用は24時間対応ではない。
圧倒的な架電・受電体制で自治体をサポート 短期間・特別価格で
グリーン・シップは、国政選挙での選挙情勢調査を報道機関から受託しており、1日最大1000万件超の架電・受電が可能な設備を保有している。「ロボットコールセンター」での受付は、例えば100回線では1件の予約取得所用時間5分と想定した場合、1時間で約1000件の予約受付が可能(注:常に回線がつながった場合の試算)になる圧倒的な対応力とともに、導入・運用までは10日程度ででき、さらに今回、自治体支援の特別価格で提供している。
接種対象が64歳以下に広がって自治体の対応力がさらに求められる今、同社は住民の方々が安心してワクチン接種を受けられるよう、予約から確認、キャンセルまでができるようになったワクチン接種予約支援サービスを多くの自治体に導入してもらえるよう働きかけていく。
導入に関する問い合わせは、グリーン・シップ金子氏まで(携帯:080-4757-6654)
TEL. 03-6869-7040 メール.kaneko@green-ship.co.jp