日本歯科医師会は13日、飛沫が飛び散らない「ウィズコロナ時代の歯のみがき方 口を閉じてみがきましょう」の新作動画を、同会ホームページ内の「日歯8020テレビ」で公開していると発表した。
同テレビは、歯と口の健康の重要性などを5~7分程度の動画で啓発する番組だ。新型コロナ感染症が猛威を振るっている昨今、唾液による飛沫感染のリスクの高さが指摘されている。
こうした中、歯みがきやうがいをした際に出る飛沫による感染を心配する声も上がっておりら、歯みがき時に飛沫がどのくらい飛ぶのか、チリやホコリが無いクリーンルームで実験した様子を本動画で紹介している。
その結果、口を開けて、特に上の前歯の裏側をみがいた時に大量に飛沫が出たが、口を閉じて歯みがきをした際は、同じようにみがいても飛沫は飛び散らなかった。
同動画を監修した日本歯科医学会連合副理事長の川口陽子氏は、「唾液飛沫が飛ばないように口を閉じて行う歯みがき方法は、生活におけるエチケットとして新型コロナの時代が終わっても実践することが重要である」と説明している。
また、川口氏は、学校や職場において集団で歯みがきを行う場合には、「歯みがきの時間が重ならないように注意し、人との距離を保つこと、会話をしながら歯をみがかないように注意する」ことを呼びかけている。
その他、動画では、ハブラシ選びや歯みがき後の口のゆすぎ方のポイントも紹介している。
「ウィズコロナ時代の歯のみがき方 口を閉じてみがきましょう」の新作動画の概要は次の通り。
◆放映時間:4分59秒
◆日本歯科医師会HP「日歯8020テレビ」
https://www.jda.or.jp/tv/99.html
◆日本歯科医師会公式チャンネル
https://www.youtube.com/user/dent8020