田辺三菱製薬は26日、米国子会社のメディカゴ社(本社:カナダ)が開発している新型コロナVLPワクチンMT-2766について、
現地時間の19日からカナダ保健省でローリングサブミッションの審査が開始されたと発表した。
MT-2766は、GSKのアジュバントを併用した植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチンだ。また、ローリングサブミッション(段階的承認申請)は、申請から承認に至るまでの時間を短縮するため、段階的に提出する資料をカナダ保健省が全データの提出を待たずに順次審査を進める制度である。
現在、P2/3相臨床試験のP3相パートを実施しており、カナダ、米国、英国、ブラジルを始め、欧州と南米の約10カ国で実施予定である。
田辺三菱製薬グループは、新型コロナウイルス感染症予防のためのVLPワクチンを一日も早く届けられるよう、MT-2766の開発を着実に推進し、喫緊の社会課題である新型コロナウイルス感染症の予防に、より一層貢献していく。