武田薬品は21日、モデルナ社の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補であるTAK-919 (RNAワクチン)について、国内でのP1/2相試験を開始したと発表した。
同試験は、成人被験者 200例を対象に、TAK- 919 の安全性および免疫原性を評価するプラセボ対照試験で、21日に最初の被験者に治験薬の投与が行われた。同試験の詳細は、ClinicalTrials.govおよび武田薬品のウェブサイトに掲載している。
武田薬品は、昨年10月 29 日に公表しました通り、Moderna 社の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補である mRNA-1273(日本での開発コード:TAK-919)を、本年前半より、5000 万回の接種分を輸入し、日本において供給する予定だ。なお、日本における供給は、日本国内でのmRNA-1273 の製造販売承認取得後に実施される。