トレーラーハウスデベロップメント(本社:東京)は、18日より全国のクリニック・病院などの医療機関、自治体向けに、独立診察室・PCR検査用等医療対策用トーラーハウスの実費でのレンタルを開始した。
今回のレンタル開始は、新型コロナウィルス感染症が都市部だけでなく地方にも拡大する中、医療現場での2次感染防止の早急対応へのアシストとして実施されたもの。
同社では、新型コロナウィルス対策として4月1日より医療機関に対しトレーラーハウス15台の無償貸出しを行い、多くの医療機関から要望を受けた。だが、15台では足らず、貸出し出来ない医療機関も数多く残った。
この発熱外来の個別診察室での使用がマスコミにも報道され、今後も出来るだけ協力したいと考えたが、一企業として無償でのレンタルをこれ以上継続することは不可能であった。
そこで、現在、クラウドファンディングを利用した手続きを進めているものの、承認までに時間が掛かるものと想定される。その一方で、医療現場での2次感染防止は早急な課題であるため、レンタル用トレーラーハウスを自社工場で製造している。
レンタル料金は月額15万円(税別)。トレーラーハウスは、12フィートコンテナサイズの車検付きトレーラーハウス『オフィ
スキューブ12』で、駐車場約1台分のスペースに設置可能なコンパクトなサイズである。また、自動車であるトレーラーハウスは仮設プレハブ等と異なり建築確認が不要だ。敷地内駐車場など屋外スペースに設置でき、一般外来患者と分離した新型コロナウィルスの個別診療スペースの確保が可能となる。
トレーラーハウスの概要は次の通り、
◆外寸:全長4,860mm 全幅2,415mm 全高3,510mm
◆室内寸:長さ3,463mm 幅2,244mm 高さ2,200mm
◆エアコン:1台
◆分電盤:100V30A
◆コンセント:4カ所(うちアース付1カ所)
◆出入口:片引き半自動ドア
◆窓:FIX 窓1カ所 鉄製3段階段(幅900mm)1台(室内には什器等はなく、自由なレイアウトが可能)
◆費用(税別)
レンタル:15万円/月(別途、運搬費・設置費・クリーニング費が必要)。クリニック・病院などの医療機関、自治体向けの特別価格で、通常料金は25万円/月。
なお、購入を希望される場合には月額約6万円(60回払)でのリースも行う。
問い合わせは、トレーラーハウスデベロップメント企画開発部
[URL]http://www.trailer-house.co.jp/ [TEL]03-6206-2641 [MAIL] info@trailer-house.co.jpまで。