研究・開発の窓

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化学物質による毒性研究を発展させ、実用的な動物実験代替法の確立を目指す 静岡県立大学 薬学部 吉成浩一教授(衛生分子毒性学分野)

動物愛護の観点から動物実験の削減や適正化が推進され、従来、そのほとんどが動物実験で行われていた毒性試験の分野でも代替法の確立が急務となっている。静岡県立大学薬学部の吉成浩一教授(衛生分子毒性学分野)は、それまで培ってきた核内受容体を介した化...
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抗体薬物複合体DS-7300 世界肺がん学会で小細胞肺がんのグローバルP1/2試験最新データ発表 第一三共

第一三共は、DS-7300(I-DXd、抗B7-H3抗体薬物複合体)のグローバルP1/2試験における複数の前治療を受けた小細胞肺がん患者を対象としたサブグループ解析の最新データを9月9日から12日までシンガポールで開かれた世界肺がん学会(W...
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オプジーボとヤーボイの併用療法 P3試験で非小細胞肺がん第一治療での長期持続的生存ベネフィット示す 小野薬品

小野薬品は13日、オプジーボとヤーボイの併用療法について、P3相CheckMate -227試験Part 1の6年間の追跡データにおいて、転移性非小細胞肺がん(mNSCLC)のファーストライン治療で長期の持続的な生存ベネフィットが示されたと...
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アミロイドβが睡眠中に脳髄液輸送繊毛の動きを鈍らせ神経毒性を強化 金沢工業大学の研究チームが解明

ラット脳の小片を培養し、アミロイドβの作用を調べた図。赤い点はアミロイドβの作用で死んだ神経細胞である。緑の線は繊毛(cilia)がある部分である。、繊毛の振動によって培養液の流れが生み出され、培養液の流れを受ける繊毛周囲のではアミロイドβ...
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システム生物学を使って難病のメカニズムと創薬標的に迫る 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 AI健康・医療研究センター 上席研究員 伊藤眞里氏

システム生物学は、生命現象をシステムとして理解する科学である。原子・分子から遺伝子・タンパク質、細胞、組織・器官、個体、集団・種・生態系に至るまで、階層化された生命の構成要素とその関係性を、AI(人工知能)などのコンピュータサイエンスや数学...