「かんたん朝晩ダイエット」利用者の3人に2人が減量に成功 オムロンヘルスケア

  オムロンヘルスケアは16日、、健康管理アプリ「OMRON connect」の機能である「かんたん朝晩ダイエット」を利用した20代~80代男女513名を対象とした利用状況調査結果を発表。同調査結果から、「かんたん朝晩ダイエット」利用者の3人に2人が減量に成功していることが判った。
 朝晩ダイエットは、朝と晩に体重を測って、1日の体重変化を管理するダイエット方法だ。通常、1日の中では朝の体重が最も軽く、夕食を食べた後が最も重いと言われている。朝晩ダイエットでは1日の体重の変化量をコントロールして晩の目標体重以下を目指す。
 「かんたん朝晩ダイエット」では、30日後の目標体重を設定して朝の体重を測ると、その日の目標となる体重変化量を自動計算し、晩の目標体重が設定される。ユーザは夜の体重を毎日設定される晩の目標体重以下に抑えることでダイエットの成功を目指す。
 今回の調査では「かんたん朝晩ダイエット」を利用した513名を対象に、朝晩ダイエットを実施した前後の体重変化や意識の変化について質問した。その結果、利用者の内およそ3人に2人が減量に成功していた。また、減量に成功した人の8割が1kg以上減量しており、効果的に減量できていた。調査結果のまとめおよび詳細は、次の通り。

【調査結果のまとめ】

1、朝晩ダイエットに取り組んだ人のおよそ3人に2人が減量に成功

2、減量に成功した人の8割が1か月で1kg以上減量

3、朝晩ダイエットに取り組んだ人の半数が「食事量や内容への意識が高まった」と回答

4、朝晩ダイエットに取り組んだ人の約80%が毎日体重測定を継続

5、継続できた理由は、6割以上のユーザが「モチベーションを維持しやすい仕組み」と回答

【調査結果の詳細】

1、朝晩ダイエットに取り組んだ人の2/3が減量に成功

 「かんたん朝晩ダイエット」を利用した1か月間の体重の変化 について質問したところ「減少した」と答えた人は、66.9%と全体のおよそ3人に2人が減量に成功していた。

 
2、減量に成功した人の8割が1か月で1kg以上減量

 減量に成功した人の中で1㎏以上の減量に成功した人は8割強(83.9 %)で、3㎏以上の減量に成功した人は3割弱(29.4%)となった。

3、朝晩ダイエットに取り組んだ人の半数が「食事量や内容への意識が高まった」と回答

 「かんたん朝晩ダイエット」を利用することで生活にどのような変化があったかと質問したところ、「食事の量や内容への意識が高まった」と答えた人が50.1%、「日々の健康管理への意識が向上した」は24.6%、「運動量が増えた」は10.1%となり、「かんたん朝晩ダイエット」を使用することで多くの人の生活習慣や健康への意識が変化していた。

4、朝晩ダイエットに取り組んだ人の約80%が毎日体重測定を継続

 朝晩ダイエットに取り組んだ期間の朝晩の体重測定頻度を質問したところ、「毎日」と答えた人は79.3% であった。ダイエット期間中の取り組み率の高さが確認され、これが高い減量成功率につながったと考えられる。

5、継続できた理由は、6割以上のユーザが「モチベーションを維持しやすい仕組み」と回答

 朝晩ダイエットを継続できた理由について質問したところ「毎日の目標がわかるなどの、モチベーションを維持しやすい仕組み」と答えた人が62.4%と最も多く、次いで「手軽で時間がかからない」が49.5%であった。朝の体重を測ることで、その日の目標体重変化量を自動計算される仕組みや取り組みの簡便性が朝晩ダイエットを継続できた要因であることが確認された。

◆坂根直樹京都医療センター 臨床研究センター予防医学研究室室長のコメント

 体重計に乗る回数が多いほど、特に朝晩に乗ることは減量促進や糖尿病予防につながることは我々の介入研究からわかっている。さらに、体重変化は食塩摂取量のモニターとなり、減量だけでなく、血圧管理にも役立つ。それを簡単に使えるようにしたのが、「かんたん朝晩ダイエット」機能である。第4期の特定保健指導(2024-2029年度)では、3か月で2㎏減のアウトカム達成が求められている。
 このアプリを活用することで、最初の1か月で大半の人が1㎏以上の減量に成功しており、3割弱の人は既にアウトカムを達成している。このような減量効果が得られた要因として、朝に体重計にのり、晩の目標体重を示されることで、健康的な食事や運動へ前向きに取り組めたことが伺える。まさに、「1日の計は朝にあり」である。
 さらに、このアプリは、手軽で時間がかからず、モチベーションが維持されることが減量成功の鍵であったと考えられる。

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