新たに保育園児を対象とした食育活動展開 日本豆乳協会

 日本豆乳協会(会長:山﨑 孝一キッコーマンソイフーズ代表取締役社長)は、同協会が実施している様々な食育活動の一環として、本年12月より、新たに「にじいろ保育園」において食育活動を開始する。
 「にじいろ保育園」は、ライクキッズが運営する認可保育園だ。ライクキッズでは認可保育園や事業所内保育施設、学童クラブ・児童館など首都圏を中心に全国410ヵ所以上、1万1000名以上の園児が通園している。
 特に、同園では、「育てる・つくる・食べる・知る」をテーマに、食育活動を同園の柱としている。通常の保育の中で、野菜の栽培から収穫、皮むきの体験やクッキングなどを通して食材に直接触れる機会を大切にし、五感を使った体験で食への興味・関心を促すなど、ユニークなプログラムを提供することで、地域や保護者からも高く評価されている。
 農林水産省では、食育は、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの。」と定義している。
 日本豆乳協会では、約10年間にわたり高校生を中心に食育活動を展開してきまたが、今年度より、活動の対象を高校生に加え新たに拡大し、これから食行動が発達する保育園児に向けた授業を開始する。子どもが社会生活を営むために基礎力を身につけ、味覚が形成される保育園児を対象にすることで、幼いうちから豆乳や大豆に親しみをもってもらうことも目的としている。
 この授業では、主に、年長児(要確認)に向けて、豆乳やその主原料となる大豆について、栄養面(バランス)やSDGsの観点から、豆乳に関する特徴や魅力を訴求する。また、給食や捕食(おやつ)における豆乳の採用についても、相談や提案をすすめる。
 日本豆乳協会では、2024年12月を皮切りに、「にじいろ保育園」における食育活動を開始し、首都圏を中心に年度内に10園での実施を予定している。また、食の欧米化に伴う和食離れや個食化などの昨今の食生活の変化に対応する。加えて、「大豆たんぱくの摂取の必要性」等を訴求するため、同活動は、来年度以降も継続して実施する予定だ。

タイトルとURLをコピーしました