京都府木津川市、事業構想大学院大学と地域創生推進で産官学連携協定締結 ロート製薬

木津川市上空からの写真(中心奥、茶色の建物がロートリサーチビレッジ京都)

 ロート製薬は1日、9月27日に京都府木津川市および事業構想大学院大学と「地域創生の推進に関する産官学連携協定」を締結したと発表した。木津川市の地域資源を活かし新事業でさらなる魅力向上を目指すプロジェクト”Future Lab. Kizugawa”を発足する。今回の連携協定締結により、一社では解決することが困難な社会課題に取り組み、地域の活性化やウェルビーイングな地域づくりに貢献していく。
 ロート製薬は、2006年に自社の研究開発の中核基地として木津川市内に「ロートリサーチビレッジ京都」を開設した。多様な知が集結する同研究所には、社内外の研究者がコラボレーションし共同研究に取り組んでいる。立地企業として縁のある木津川市、プログラムを提供する事業構想大学院大学とともに、同プロジェクト発足に至った。二者との連携および地域貢献を目指し同協定に参画する。
 三者が連携のもと、互いに協力することで、木津川市域の発展に寄与することを目的としており、協定締結内容では、①第2期木津川市まち・ひと・しごと創生推進計画に関する事項、②人材育成に関する事項、③木津川市域の発展に資するもので、三者が必要と認める事項ーが定められている。
 木津川市は、関西文化学術研究都市の中核地であり、これまでも産官学が一体となってのまちづくりを進めてきた地域である。さらに、地域課題の解決や新たな事業を共創する場として、「Future Lab. Kizugawa」を立ち上げる。一般公募により、異業種の参加者10 名程度で構成される研究会で、本年12月より全20回で、講義やディスカッション形式で進められる。参加者は、豊かな歴史や文化財を活かしながら、新たな価値を生み出し、まちの魅力をさらに高める事業計画を策定する。
 ロート製薬は、創業より一貫して健康を軸に、人々や地域社会に貢献するヘルスケア事業に取り組んできた。商品やサービスのみならず、人々の健康を守り、豊かで健康的な社会を実現するという社会的役割のもと、地域や次世代のサポートを行っている。
 今後も同社は、人を、社会を、明日の世界を元気にしていく存在となれるよう、社内外のパートナーとともに活動を推進していく。

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