カナダ政府と新型コロナワクチン開発助成・供給で契約締結  田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は26日、連結子会社のメディカゴ社(本社:カナダ)が、カナダ政府と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防ワクチン開発への助成金の受け取りおよびワクチン供給について契約締結したと発表した。
 契約内容は、メディカゴ社の新型コロナ予防をめざした植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチン(MT-2766)の開発に対し、1億7300万カナダドル(約137億円)の助成金を受け取り、カナダ政府に対し最大7600万回分のワクチンを供給するというもの。
 同契約により受け取る助成金を活用して、メディカゴ社は、MT-2766の開発を加速し、ワクチンの供給体制を整えていく。
 メディカゴ社は、現在、カナダでMT-2766の臨床試験を実施しており、間もなく第1相臨床試験が終了する予定。また、同ワクチンの安全性と有効性を評価するため、11月からP2相試験を、12月からP3相試験を開始する予定である。

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